最近の定番オンガク源SomFM | FlareSound | mp3.com | amazon.co.jp SomaFMが密かに復活。あなうれし。 オンガク履歴The Ambient Collection / art of noiseDiscovery
- ASIN: B000003MU6 (1997/01/14) SomaFMを聴いていたら、妙に「引っ掛かる」曲があって(M4 CRUSOE)、Amazonで購入。インターネットって時々ステキ。 聴いていると、何かが俺様の胸の中に沸き上がって来る。ほろ苦い、抑制的なパッション…。その正体は、M11 ROBINSON CRUSOEで明らかになった。これはSt. GIGAがまだ音の潮流を紡いでいた頃、何度も流れた曲だったのだ。そしてアルバム全体にちりばめられた街のノイズ、自然音、(なぜか日本語の)ヴォイスといった音響的な意匠もまた、St. GIGAのコンセプトを正確になぞらえている。 St. GIGAの放送開始は1991年。だから正確には、影響を受けた可能性があるのはSt. GIGAの方だ。「音の潮流」を失ってから十数年、俺様はようやくその源流へ辿り着いたのかもしれない。 (2003/2/25) ミニパト O.S.T.ビクター VICL-60852 (2002/04/03) 劇場で観たときには(迂闊にも)気がつかなかったのだけれど、主題歌「果たし合いカナ?」の歌詞、こりゃ相当凄い。 ♪結局二人は〜 任意同行・司法解剖・無期懲役 クラクラ来ちゃう。 作曲は川井憲次、歌は兵藤まこ。ベタな押井組だ。作詞の児島由美という人も、調べてみると「麿子」でテーマ曲を歌っていた模様。同窓会か? というわけで、もちろん曲もベタベタな川井節なんだけれど、それもまあ、なかなか良い。特に「果たし合いカナ?」は、アニメとアイドルがまだ特別であった時代(たぶん、80年代後半から90年代にかけて)への強い郷愁を秘めている。 頼まれたってあんな不気味な世界へは戻りたくないが、過去を懐かしむことぐらいは、少なくとも許容されるべきだ。そういうことなのだろう。 (2003/2/11) 歌う生物学 / 本川達雄TBSブリタニカ - ISBN4-484-02231-1 (2002/12) 「ゾウの時間 ネズミの時間」であまりにも有名になった本川達雄。今度のテーマは「歌」である。とはいえ、クジラやイルカが歌でコミュニケーションするとか、そういう話ではない。ご本人が、延々3時間もひとりで歌い続ける。一体どういうことか。 つまり、生物学を学ぶ上での必修事項を全部歌にしてしまったら、憶えやすいに違いない、と、そういうことらしい。思いつき自体はさほど特殊ではないと思うが、実際に70曲を作詞作曲し、自分で歌ってしまうとなると、やはり相当に特殊であると判断せざるを得ない。というか、先生ちょっと変。 予算や時間の制約もあって、録音はかなりプア。全体的なコンセプトはとてもいいし、歌詞もなかなか面白いから(腰が抜けそうだけど)、次回は是非、曲にもこだわって欲しいと思った。むしまるQに続く大ヒット(嘘)も難しくない。 本川研究室のウェブサイトや、TBSブリタニカの書籍紹介ページで、曲の一部を聞くことができる。ただし試聴の際には、周囲に人がいないことを確認しよう。 (2003/01/26) 依頼:あなたのドラえもんを聴かせてください / 小曽根真トリオTHEドラえもん展制作委員会/ユニバーサルミュージック - DCT869 (2002) THE ドラえもん展のために、小曽根真が「ドラえもんのうた」と「青い空はポケットさ」をジャズ・アレンジ。ジャズなのにドラえもん。ドラえもんなのにジャズ。なかなか格好いい。 ドラえもんは多くの日本人に共通のシンボルであり、それをアートの操作対象とすることはとても正しい姿勢といえる。ただ、ドラえもん世界の底流をなす70年代的未来観は、今以上に批判的にとらえられるべきだった。 会場での限定発売。ゲットできて幸せ。 (2002/09/28) cipher / the alpha conspiracyDiffusion Records - UPC :803676000127 (Spring 2001) 懐かしかっちょえー、と思ってちょっと調べてみたら、昔メガデモ界隈で活躍していたらしい。当時のユニット名 "necros" で検索すると、いっぱい引っ掛かる。うむ、納得。 というわけで、北欧的に(というか、メガデモ的に)重ーいビートと、漂うようなメロディーがなかなか美しい。ヴォコーダ(声)が自由に使えるようになったのは、メガデモ時代から見れば大幅な技術的進歩だ。 いわゆるインディーズ盤にあたるので、amazonでは買えないみたい(俺様は怪しい通販サイトで買った記憶がある)。mp3.comや自身のwebサイトで試聴することは可能。 (2002/06/19) Strange Flowers Vol.1 /Haruomi Hosono & V/Aカッティング・エッジ - ASIN: B000062VBI (2002/04/03) 細野パパプロデュースのオムニバス。一応若い芽は摘まない方針のようで。 内容は水準以上だが、やや好みが分かれそう。良くも悪くも細野テイストで、まあ退屈といえば、退屈。 M15「晴臣と、幸宏の、ご機嫌いかがワンツースリー」で、YMOファンは買い。この二人が組むのは随分久しぶりだと思うんだけど、さすがによい仕事ぶりだ。ただ、「わーいえむお」は「たいへんなんすからもう」ということみたいなので、今後には期待しないように。 (2002/06/18) A DIFFERENT BALL GAME / bullitnutsPork - ASIN: B0000247YI (1998/07/27) これ、おもしろすぎ。冒頭でスカッシュの音(?)が徐々にメロディーに変わっていくところなんか、最高。中だるみがなく、最初から最後まで全部聴かせるという意味でも、コストパフォーマンスは高い。 もっとも、ちょっと古いCDなので、気軽に「買え」と言えないところがちょっと辛いか。でも買え。 しかしまあ、4年も前にこんな凄い曲があったとは...。その頃俺様が聴いてたのは、何だったかなぁ。 (2002/06/18) 過去の内容は「過去のオンガク」に移動しました。 |