大変残念なことだけれども、2002年1月現在、赤瀬温泉は既に存在しない。
niftyのFONSENで仕入れた情報によると、赤瀬温泉弁天閣は2000年4月より休業となっていたらしい。その後営業が再開されることはなく、2001年の夏には既に建物も取り壊されていたようだ。廃業の理由は、経営者の高齢化。しかし、運営主体が宗教法人である弁天閣にとってそれが本質的な問題であるはずはなく、やはり採算の問題が大きかったのではないかと、個人的には推察する。
もちろん今の私にできることは、この死を静かに受け入れることだけだ。そしてその記憶を、大切にしようと思う。
2002.1.24 なかはし記す