歪曲劇場

直島 地中美術館

というわけで,行ってきました直島,地中美術館。ジェームス・タレル素晴らし,ヴォルター・デ・マリアも良し,何故唐突にモネなのかは良くわからんが,これもまあ悪くない。でもね,気に入らないのよ。

地中美術館は,建物の外観も含めて撮影禁止なのだそうだ。曰く,安藤忠雄の建築そのものも作品として捉えている,とのこと。そりゃまあ,それは立派な芸術作品でしたとも。

けれども,ちょっとおかしいと思ったことがある。建築物というのは,その内部に私的空間を確保すると共に,外部には公共空間を構成するものであるはずだ。建築物の外観は景観とか町並みとか言われるものを作り出す。直島の景観と一体を為すための「地中」美術館の看板は偽りか? それとも直島の景観はベネッセの私物になってしまったのか?

集落の空き家を借り受けて美術作品化する「家プロジェクト」が非常に素晴らしい試みだと思ったのは,それが島の住民・生活と一体となった(ならなければ為し得ない)仕事だったからだ。けれども地中美術館は,分厚いコンクリートの壁で周囲と隔てられた,監獄のような場所になってしまった。

直島で一番の眺望を誇ると言われる立地だ。周囲を公園にでもすればいいと思うのだが。

posted at 21:58:14 on 2005-01-12 by ichiro - Category: 美術

Comments

kazkaz wrote:

同感です!
私は地中のオープン前に行ったのですが、
写真を撮りまくっていたので注意されました。
特に景観までも作品の一部だからとのこと、
他の美術館では内部の作品以外はほとんどの
ところがOKなのに対して時代に逆行してると
思うのですが・・・。
&ーも了見が狭すぎ!
2005-06-02 06:27:06

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