歪曲劇場

Tangled Wool / Xela

Cover Photo
久しぶりに心斎橋のタワレコへ行ったら、New Musicコーナーが(微妙に)拡大されていた。やや素敵。

で、このコーナーの品揃えがいつもツボを突いていて、つい予算オーバーの買い物をしてしまう。今回も思わぬ散財をしてしまった、その中の1枚がこれ。いや、久々にキター(半角)っていう感じだ。特に1曲目、デジタルノイズに埋もれたアコースティックギターの響きが、妙に新鮮。

突然話の風呂敷が巨大化してアレだが、この作品も含めて、今オンガクの面白いところは、エレクトロニカと大ざっぱに括られるジャンルにあると思う(そういえばSketch Showの先のアルバムは「Tronica」だった)。ドラムとギターとキーボードでライブ演奏できることがロック(というかポップス)の前提条件だとすれば、エレクトロニカの前提条件はデジタルMTRとDSPだろう。そしてロック(ポップス)の主題は「感情」であり、エレクトロニカの主題は「音響」ではないか。

エレクトロニカのアーティストが(ジャンルのネーミングに反するかのように)アコースティック音源を多用するのも、もちろんその辺が関係している。ロック(ポップス)の音作りが(特に予算の制約がある場合に)打ち込み系に席巻されてしまったのは、要するにそれが文字通りの記号だったからだ(控えめに言えば、媒体だった)。しかしエレクトロニカというジャンルにおいては、今まさに聞こえている音そのものに面白さを見いだす。子供の頃、バケツやら茶碗やらを叩いて遊んだ記憶と、それは連続している。

いや、別にロックはくだらないとか、そういうことを言いたいわけじゃないんだけど(いいものもある。たぶん)、そういう楽しみ方もあるんだよ、ってことは、一応主張しておきたい(ある程度は売れないと困るし)。

posted at 02:12:57 on 2004-05-09 by ichiro - Category: 音楽

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